対戦カードゲーム開発ブログ 【2019年秋リリース(ios,android)】

こうして私はゲームプランナーになった。

Beyond the fieldのプロジェクトリーダーの松本です。

今回は私が「ゲームプランナー」になるまでの話をしたいと思います。

 

・どうやってゲームプランナーになったの?
・どんな能力や知識を持っていたの?

 

という問いに少しでも答えることができればいいなと思っています。
結論から言いますと、カードゲームのおかげです。

 

【はじめに】
私はゲーム会社に入社するまで、ちゃんとしたゲーム開発を経験したことはありません。なので、「Unity?」というレベルで、ゲームの中身がどうなっているか全く想像もできませんでした。

 

【ゲームを遊ぶ側から作る側になる】

小、中、高、大学とずっとカードゲームを遊んで生きてきました。はじめは、カードゲームをただ楽しく遊ぶ側だったのですが、大学生の時に起こったある出来事がきっかけでカードゲームを作る側になりました。

 

大学生の頃です。仲良くなった友人がいて、私はどうしてもこの人とカードゲームが遊びたい!と思いました。彼は元々カードゲームを遊んでいた人で、カードゲームの話をして仲良くなったからです。

 

私はきっと彼ならカードゲームを一緒に遊んでくれるだろうと思っていましたが、なんと「カードゲームはお金がかかるから遊びたくない」と言われてしまいました。

 

しかし、どうしても一緒にカードゲームを遊びたかった私はあることを思いつきます。「そうだ!だったら自分がカードゲームを作ればいいじゃん!そしたらタダだし一緒に遊べるじゃん!」という安易な発想を。

 

が、結果は大成功です!
なんと私の考えたカードゲームを遊んでもらうことができ、楽しいカードゲームライフを送りました。そして、カードゲームを楽しそうに遊んでいる友人の姿を見て私はこう感じました。

「やっぱりカードゲーム好きなんだな!」

 

【カードゲームと真剣に向き合う】
あの出来事から、カードゲームを遊んでいた人にカードゲームを嫌いな人はいないと思うようになりました。そして、きっとカードゲームを遊びたいけど何かしらの理由で遊べない人がいるんだろうなと考えるようになります。

 

「よし!カードゲームを遊んでいた人達がもう一度遊びたくなるカードゲームを考えよう!それで、その人たちにずっと遊んでもらって、カードゲームをずっと楽しんでもらおう!みんなでまた楽しくカードゲームを遊ぼう!」

 

そして、ここからはカードゲームを調べる毎日です。どんなカードゲームがあって、どんな人が楽しんでいて、どんな理由でやめてしまったのか。カードショップに行って色々な人から話を聞いたり、色々なカードゲームを遊んで人と繋がったり、大学の教授に会いに行き、消費者の考え方などを学んだり。

 

そして、「Beyond the field」というカードゲームのアイディアが生まれました。

 

【ゲームプランナーになる】

「Beyond the field」の構想がほぼ出来上がった頃、たまたま応募していた企業のインターンに参加することになりました。そこで私は「カードゲームを作る!絶対出す!」と言いまくり、その時に「面白いね!カードゲームを作っていいよ!」と言ってくれた企業に魅力を感じて面接に行くことを決めました。

 

面接の内容ですが、実は今までの話をほとんどそのまま伝えただけなんですよね…!
そしたら、合格。なんとゲームプランナーになりました!正直この時点でも「ゲームプランナー」が何をするのかよく分かってなかったです…。

 

【ゲームプランナーに必要なこと】
少し成長した自分が見返してみて思ったのが、当時の私はゲームプランナーとして必要な考え方が少しできていたなと思います。

それは、「何のために作るのか、誰のために作るのかを徹底して考え抜くこと」です。

 

この考え方は、ゲームに関する全てのことに役に立ちます。

例えば)

・このアプリのこの機能は何のためにあるのか?
スマホゲームは何のためにイベントを開催するのか?
・どんなイベントでどんな人が楽しんでいるのか?
などです。

 

もしゲームプランナーに興味がある人は、今自分が遊んでいるゲームを一つ起動して、一つ一つの機能を深く考えてみると良いと思います。何のための機能で、誰が何で嬉しいのか、徹底的に考え抜いてほしいです。

自分が面白くないからこの機能はいらないのではなく、誰が喜んでいるのかを想像することが大事です。

 

あとは自分が一番好きなんだ!という絶対に負けたくないものを作ることです。
それは自信に繋がり、ずっと支えてくれる存在になります。

 

【最後に】

私がこんなにもカードゲームを好きな理由は、カードゲームのおかげで人生を楽しく過ごせたからです。私はカードゲーム文化を大切にしたいと思っています。

現在開発しているBeyond the fieldがカードゲームを好きになるきっかけになっていただければ嬉しいです。

 

今後とも、Beyond the fieldをよろしくお願いいたします。