対戦カードゲーム開発ブログ 【2019年秋リリース(ios,android)】

<第2回 遊戯王アニオリカード ヤバさ考察選手権>

 

 

どうも!Beyond the field 広報のあっつーです。

 

本日は 「第2回 遊戯王アニオリカード ヤバさ考察選手権 」ということで前回に引き続き、強烈にヤバみのあるカードを紹介していこうと思います!今回もゲストにBeyond the fieldエンジニアのたかせに来ていただいているので、そちらのコメントにも注目して見て欲しいと思います!

 

それでは参りましょう!!

 

 

 

 

第2回で紹介するカードは、遊戯王デュエルモンスターズ第176話で名もなき王(アテム)が使用した「蜘蛛の糸」というカードです。一見アニメオリジナルではなく、OCGに普通にありそうなカードですね。しかしこのカードもおっそろしいカード効果を持っております。

 

通常魔法

1ターン前に相手の墓地に送られたカード1枚を自分の手札に加える事ができる。

 

相手の墓地にあるカードを利用する効果になります。相手依存になるため若干使いづらそうと思うかもしれませんが、「カード1枚」というカードの種類を一切制約していないため、相手が前のターンに使った汎用カードを即返すことが出来ます。例を挙げてみると・・・

 

  • 「ハーピィの羽根箒」
  • サンダー・ボルト
  • 「幽鬼うさぎ」
  • 「灰流うらら」
  • 「無限泡影」
  • 「強欲で謙虚な壺」

 

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これらのカードの内1枚以上はほぼどのデッキでも採用されるため、簡単に汎用カードを使い回すことが出来ます。さらにシンクロやリンク召喚にも即繋げる力を持っているので非常に汎用性が高いです。弱点としては相手のターンを1回挟まないといけないので、先行1ターン目には発動できない、相手が完全なテーマデッキで専用カードしか採用していない場合は刺さらない点などですかね。しかし汎用性に関しては抜群のカードと言えるでしょう。

 

 

このカードについてエンジニアのたかせに感想を聞いてみると、

 

「実装したくないです。こんな効果をもしプロデューサーの松本が持ってきたら見てみないふりします。(笑)

 

何が嫌って、「このカードは何ターン前に墓地に送られたか」を実装したくありません。処理自体は単純かもしれませんが、全てのカードに適用可能な仕組みを作る必要があり、その影響範囲はルール変更と同じくらい大きな規模になります。

 

今後新しいカードを追加していくにあたって、「蜘蛛の糸さえなければもっと楽に実装できるのに…!!!」と松本を恨む未来が僕には見えます。」

 

とコメントしてくれました。

 

これは確かになぁと思いますね。デュエルリンクスやタッグフォースをイメージするとわかりやすいかもしれません。「蜘蛛の糸」が仮にゲーム上で実装された場合、タッグフォースだと5,000枚以上のカードに「蜘蛛の糸」の効果処理を施さないといけないことになります。デュエルリンクスにしても新しいカードが追加される度にこの効果を全てのカードに適用するとなると膨大な時間と労力がかかり、更新ペースが遅くなりそうですよね・・・。

運営としても過去のカードのせいで新しいカードに負担が掛かるのは望ましくありません。こういったバランス調整も運営としては重要視しなければならない点ですね。

 

 

 

 

「第2回 遊戯王アニオリカード ヤバさ考察選手権 」いかがだったでしょうか。今回のカードは前回ほどインパクトはなかったかもしれませんが、ゲームを作る運営側にとっては勘弁してくれ・・・といったものでした。

Beyond the fieldではこういったユーザーではなかなか分からないような内部事情というものも積極的にユーザーに知っていただき、ゲームをプレイしていただく皆さまにもよりカードゲームを好きになってもらいたいと思っています。

そういった意味でもまだまだこの企画を書いていきたいと思います!

 

 

 

それでは第3回のヤバさ考察選手権でお会いしましょう!!

 

 

第1回記事も良ければご覧ください!

beyond-the-field-tcg.hatenablog.com

 

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